医師事務作業補助者として働く〜その5:モチベーション


先日いただいたコメントの中に、医師事務作業補助者として働く上でどのようにモチベーションを保っているか、ご質問がありました。

モチベーション…(いわゆるやる気のことね)

人それぞれだとは思いますが。
(それを言っちゃおしまいだべ)

当院のMA(医師事務作業補助者)に、ためしに聞いてみました。
すると……

「別にこの仕事が嫌というわけじゃない」

「かといってすごくやる気があるというわけでも…」

「正直なところ、こんな仕事だとは思わなかったし」

「対応の悪い医者が相手の時は、やる気失せるよねぇ」

「患者さん相手のほうが面白いってのも、わからないわけじゃないけど…」

…とまあ、はっきりしたお答えはありませんでした。(あれ?)
ウッキーはどっちかというと「生活のため」と割り切ってるところもあります。
安くも高くもない給料でちまちまと働いてはいますが、医者相手はそんなに嫌ではありません。
もちろん接したくない種類の医者もいますが、大抵の場合はこちらの対応次第で、相手の対応も良くも悪くもなります。
正直なところ、患者さん相手のほうが緊張します。
自分の応対ひとつで、病院の評判に大きく関わってくるから。

ご質問下さった方は、医局秘書という名目で医師事務作業補助のお仕事をしておられるようですが。
各医療機関によって医師事務作業補助者がやっている仕事の内容に大きな差があるので、それぞれの状況によっては、「なんで私がこんなことを」と思えるような事態になっていることも十分ありえます。
このブログにもたくさんの方々がコメントを下さっていますが、大きな病院に20人近くの医師事務作業補助者がいると思えば、たった一人できちんとした場所もなく仕事内容は完全に秘書!とか、どう考えても病棟クラークの仕事!いう方もおられます。
ウッキーの場合は、もしかしたらまだ恵まれているほうなのかもしれません。
医局秘書はいませんが、秘書的なことをしている事務さんはいます。
各病棟にも「病棟事務」(いわゆる病棟クラーク)さんがいますし、医師事務作業補助者(当院ではメディカルアシスタント=MA)は医師の下で動いているという認識がそれなりに浸透しています。
MAを○○先生の秘書、とか勘違いしている医師もたまにはいますが、一応トップダウンで「MAは医師全体からの事務仕事を引き受ける」というお達しが出ています。
そこんところをきちんと踏まえているか踏まえていないかで、仕事の内容は大幅に変わってきますし、モチベーションにも影響してくると思います。

確かに医者相手は大変です。
変人ばっかりだし。
(自分のことは全力で棚上げ)
気分屋ばっかりだし。
やたらと偉そうだし。
(腰の低い先生もいますけどね)
薄気味悪い人もいるし。
机の周りも超汚いし。
ヘビースモーカーもメタボな医者もいっっぱいいるし!
(すれ違っただけでくっさい医者とか)

医師事務作業補助者はその名前の通り、医師の事務作業を補助して医師の負担を軽減しようという目的で設置されましたから、どんな名目・名称で仕事をしようと、必ずどこかで医師の役に立つようになっているはずです。
実際医師は患者さんと接して初めて診療=仕事をすることができるわけで、その医師の事務作業補助をするわけですから、この仕事も実は患者さんのために仕事をしていると言えるのです。
たとえば書類ひとつとっても、医師事務作業補助者が仮作成したり医師に催促したりするなら、時間短縮に繋がり、患者さんを待たせることが少なくなります。
入院時に医師が書く様々な書類を医師事務作業補助者が替わりに作成するなら、医師は患者さんにより多くの時間を割くことができます。
実のところ、医師事務作業補助者の仕事も、間接的に患者さんへと繋がっているのです。

医師相手がどうしても嫌なら、思い切って現状を上司に話してみるのはいかがでしょうか。
(上司が最悪な場合は……なんとも言えませんが)
その時「何でこんな仕事なんですか」じゃなくて「この仕事に関して自分はこう思ってるんです」と話すことをお勧めします。

みなさんはモチベーション、どうやって保ってますか?
いろーんな現場があると思いますので、ぜひご意見をお寄せください。


この記事へのコメント
はじめまして。
病床400床の急性期病院で医師事務作業補助員をしております、なっくと申します。
モチベーション・・・保つのはなかなか大変ですよね。
勤め始めたのは平成20年10月から、最初は先生方も半信半疑な感じでなかなか仕事がなかったのですが、徐々に仕事をいただくようになって。
今はちょうど「次のステップへどう進むか」が課題ですかね。
おのおの担当の診療科があるのですが、他の診療科へ異動するとか、応援体制をどうとるかとか。時々同僚と話をすることによって、さぁ頑張ろうという気持ちになります。
実際、まだ具体的に実現することは先なんですが、新しいことに取り組む姿勢が大事だと日々感じています。
また、これからもちょくちょくのぞかせていただきま〜す♪お互いに頑張って行きましょう♪
Posted by なっく at 2010年01月16日 10:53
超過勤務の申請について他の方も声を上げて頂いた為か
すんなりと申請方法が全医師事務助手に伝達されました。
これできちっと申請するぞーという空気が出来たのではないかと思います (^^)

今年度まではなぜか『企画課病歴・算定係』などという
訳のわからない部署にとりあえず配置されていたのですが
どうも来年度からは部署が○○診療部(仮称)になるようです。
医師事務作業補助者に一歩近づいたようでうれしいです。
(今までの企画課って管理課と同じ部屋の部署だよ (^^)ホホホ)

仕事内容がたとえ病棟クラークさん?と思いつつも先生に名前を覚えていただき、
小間使いのようでも仕事を頂き、時には注意され・・・
診断書作成をするには実力不足で信用されていないようで未だに先生が作成していますが、
いつか皆さんのように医師の事務補助作業が出来るように勉強したいと思っています。
机の上の退院カルテが片付いた時が「今日はやり終えた〜」と感じられます。

一般企業の事務から転職する時に、
『病院で働いている人を事務員として陰ながら支えたい。』
という気持ちで探していました。(医療事務以外です。)

当初は、私のような医療を知らない人は、
本当はここには必要とされていないのではないかと考えていました。
今では、医師や看護師から「助かってます。」と声を掛けられた時は、
大したことは出来ないけれど、頑張ってきてよかった〜と、とても嬉しいです (^o^)

この気持ちがまた働くぞ〜という気持ちになります (^^)
小さいことからコツコツとの精神で頑張っています (^^)

長々とすいませんでした m(__)m
Posted by ろうりん at 2010年01月16日 13:02
丁寧な回答をありがとうございます。
言葉の一つ一つが重く心に響きました。
「生活のため」と割り切るのが一番いいと分かってるけど・・・それが大人ですよね。
ドクターにもスタッフにも仕事内容にも何も問題もなく自分の気持ちの問題だけだから・・・
最近は「ウッキーさんも今頃がんばって仕事してるかな」って想像しながらモチベーション↑ようにしてるんです。
Posted by ねこ at 2010年01月16日 14:33
なっくさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
400床の急性期なら、結構忙しいですよね。お疲れ様です。
バックアップ体制は、当方でも課題です。
理想は「MAに来ている仕事を全員のMAができる」ですが、なかなか難しいところです。
いいアイデアがありましたら、ぜひ教えてください。
貴重なご意見をありがとうございました。
Posted by ウッキー at 2010年01月16日 21:14
ろうりんさん
コメントありがとうございます。
超過勤務、申請できそうで良かったですー♪
この際バンバン申請しちゃいましょう!
「○○診療部」なんてカッコイイー!いいですねぇ。
当方も同じく「小さなことからこつこつと」の精神です。
最近では「小さなこと」が多すぎで、しっかり限界を超えていますが…
いずれにせよ「塵も積もれば山となる」です。
貴重なご意見をありがとうございました。
Posted by ウッキー at 2010年01月16日 21:20
ねこさん
コメントありがとうございます。
ウッキーに限らず、全国の医師事務作業補助者の皆さんがねこさんと同じく頑張っておられますよ。
なんか偉そうなこと書きましたけど、ウッキーもまだまだ初心者です。
勉強しながら仕事してます。
できることから一つ一つやっていけば、結果は必ずついてきますから、無理せずあせらず、仕事していきましょー。
Posted by ウッキー at 2010年01月16日 21:27
はじめまして。

当院は161床の専門病院です。
外来MAは前身の小規模病院時代よりいたようですが(H19年ごろ?)仕事内容は書類作成とクラーク業務(外来雑用)だけだったところH24年より初めての病棟配置のため1人2病棟兼任2名の医師事務作業補助者を配置しました。

当時の私たち2人は医療機関勤務の経験もなく、医療事務の勉強をしていた時代にうっすらと医師事務作業補助体制加算を耳にしていただけで、入社時から仕事内容を勉強しました(カルテ操作から知識からほぼ全てが独学です)

そんな状態で右も左も分らず、医師の事務作業以外の仕事も上層部より暗黙の圧力を受けしていた頃もありました。

しかし、勉強すればするほど”医師事務作業補助者”としてのプロ意識を持つようになり、事務部(直属の部署)・看護部・薬剤部の3部署と笑い合い、睨み合いを繰り返し「いたしません」と戦い徐々に”医師の指示”が必要と私が配置された部署で認知され始めました。

闘争心旺盛な私のモチベーションは、プロとして譲れない戦いを制することです。

薬剤部・事務部の一部からは今でも時々薬剤カート出してとか倉庫の物品を発注してだとか言われ、断るといじめられますが、屈せず「それは医師の事務作業として必要な作業ですか?」と言い続けて徐々に減らしました。

他の病棟MAは折れて引き受けてしまい、余計酷い事態になることがまだありますが、他のMAとぶつかっても”医師事務作業補助者”としての仕事が純粋にできるようになるまでモチベーションを保ち、医師の負担を減らすことにより雑用以上に院内の関係職種の負担が減るように日夜考え、実行できるようしていきたいです。

担当診療科医師・私が配置されている病棟以外はほぼ全て反対勢力です。負けない!
Posted by みっちー at 2015年05月30日 23:14
みっちーさん
コメントありがとうございます。お返事が遅くなって大変申し訳ありません。
医師事務作業補助者がする仕事としない仕事をはっきり示すのはとても良いことだと思います。
おっしゃる通りこの仕事の目標は、医師の事務作業の負担軽減です。
これからも体調には気をつけてお仕事なさってくださいね。
Posted by ウッキー at 2015年09月13日 13:40
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