医師事務作業補助者と医療秘書


医療秘書には、一応資格があります。

ウッキーはこの資格を取らなければならない学科に通っていたので、否が応でも取得しました。
ちなみに実務秘書も取得しました。というかさせられたというか。
http://www.kentei.or.jp/hisho.kentei/main.html

個人的に、秘書の勉強は面白かったです。
一般常識から始まって、ビジネスマナーや敬語の使い方、お辞儀の仕方や電話の取り方、社長とか専務を車やエレベータに乗せる時の手順、郵便物の扱い方など、いろいろ教えてもらいました。
具体的にはホームページに出ていますので、ご覧ください。
http://www.medical-secretary.jp/sikaku/index.htm

さて。
医師事務作業補助者=医療秘書と思われがちですが。
(算定基準としてはそれでも良いそうですが)

実際に働いてみるに。
なんかちょっと違う気がします。

医療秘書は、もっと医師のプライベートに接する機会が増えると思います。
どっちかというと、一人の医師に一人の秘書、みたいな感じになるので。
(医局全体の秘書だと、また仕事内容が変わると思います)
医師宛に来る郵便物を扱ったり、医師宛に来る電話や来客をサバいたり、スケジュール管理をしたり。
ついでに医療事務関連の勉強もするハズなので、レセに関連した仕事(詳記の作成補助とか?)もするんでしょうか。
でもレセ詳記はカルテを読めないとできない仕事なので、医療秘書の資格だけではちょっと難しいような気がします。
あと医師が仕事しやすいように掃除したり、絶妙なタイミングで「お茶どうぞ」とか出したりするんでしょうね。
実際に医療秘書をやったことがないので何とも言えませんが、勉強した時の内容を思い返すとこんなカンジだと思っています。

いずれにせよ、今取りあげた仕事は。

医師事務作業補助者の仕事ではありません

もし医療秘書の仕事として、様々な書類の仮作成をしたり、オーダーの代行入力をしたり、予約患者をとったり、電子カルテの代行入力などをするのであれば、医師事務作業補助者のお仕事とダブってはいますけど。

このあたりの業務範囲の線引きが難しいところです。
今のところ厚生労働省は医療秘書でも「医師事務作業補助体制加算」の算定OKにしているので、医療秘書と医師事務作業補助者はベツモノだよ!と大きな声で言えないのですが。
厳密に比較すると、やはり違うと思うのです。
厚生労働省にはそのあたりをきちんと踏まえたうえで、ボーダーラインを引いて欲しいです。

まあ…
現場で働く当方にしてみれば。

書類の仮作成をしながら茶なんかだしてらんねーよ!

とか。

スケジュール管理くらい自分でやれ自分で!

というのが現実。
とにかく細かい仕事が多くて多くて、秘書的な仕事なんかできたもんじゃありません。
それに院内でも、とある診療科や医師に関係したことは全部MAに回してきて、対応できないと「何で出来ないの?」と甚だしく勘違いしている情けない職員もいるので。
当方の場合は、大きな声で言います。

MA(当方でいう医師事務作業補助者)は秘書ではありましぇん!!

頼みたいことがあったら医師に直接頼めっての!ったく。
仕事増やすんじゃねーよ。

まぁそれでも。
医療秘書の資格も、医師事務作業補助者の仕事にそれなりに役立つと思います。
特に医療関係は全くの素人という方が、医師事務作業補助の仕事をしたいと意気込んでおられる場合には、この資格役立つんじゃないかなぁ。
3級、2級だったら合格率はそれなりに高いらしい(というウワサ)ので、その気のある方はどうぞ。

でも医療秘書の資格取ったら、医療秘書として仕事したいですよね。
ウッキーは適性がなくてさっさとあきらめましたけどね。



医師事務作業補助者と診療情報管理士


医師事務作業補助者のお仕事と。
診療情報管理士のお仕事と。
何がどう違うんでしょー。


全然違うよ!


診療情報管理士のお仕事についてはこちら↓
http://shinryoujohokanrishi.seesaa.net/

…ね。
違うでしょう?

なめとんのかぐぉるぁぁぁ!

という声が聞こえてきそうなので、おふざけはこの辺にして。


ここでも書きましたように、診療情報管理士はまだ需要が高いみたいです。
ただ…通信教育2年というのがネックで、合格率も決してそんなに高くないらしいです。
(6割とか7割というウワサを耳にしています。今はどうかな??)
ウッキーはもう随分前に取得したのですが、その時に比べるとカリキュラムも大幅に変更されて、しかも試験までかなり変わっている様子。
(内容も時代に沿ったものになっているようです)
国家資格になるのか!?と言われてたけど、文部科学省は今それどころじゃないでしょうし。
専門学校に行っているのであれば受かる確率は高いようですが、それでも落ちる人もいるようです。
ただ学校卒の場合、資格があっても未経験というのがネックで、せっかく病院に採用されても医事課に回されて診療情報管理士とは全然違う仕事させられてたり……てなこともあります。
でも経験は経験。
積まないと自分のものにはなりません。
最初から診療情報管理士の仕事じゃなくても、小さなことから一つ一つ積み重ねていけば、必ず自分のものになるはず。

さて。
この診療情報管理士と医師事務作業補助者。
何がどう関係しているのか?

いえ、別に、特に関係しては、ない…んですけど……
(なんやそれ!)

ただウッキー的に言えるのは。
この資格、持ってれば医師事務作業補助者の仕事がしやすいです。
つまり医師事務作業補助者と診療情報管理士の仕事には、幾つかの共通点があるということです。
たとえば↓

●相手が医師
もちろん、診療情報管理士よりも医師事務作業補助者のほうが、医師を相手にする時間は多いです。
でもどちらも医師とのコミュニケーションは必須です。
特にDPC導入病院の場合、診療情報管理士はICDコーディングの仕事をすることが多いので、否が応でも医師との接触があります。

●カルテを読む
どちらも、カルテを読めなければ仕事になりません。
診療情報管理士の場合は通信教育あるいは学校教育で、広く浅い医学知識と医学用語を勉強します。
医師事務作業補助者も、ドクターズクラークなどの資格を取る段階で、勉強しているものと思われます。

●情報収集
そしてどちらも、カルテからの情報収集という仕事があります。
それを統計・分析して病院幹部にフィードバックするのは、診療情報管理士。
それを学会資料などにして医師にフィードバックするのは、医師事務作業補助者。
(まあ、病院によっては診療情報管理士が学会資料を作ってるところもあるでしょうけど)

…など。
診療情報管理士だからこそ、医師事務作業補助者としても働けるという部分が幾つかあるのです。

ウッキーは決して資格取得を促しているわけではありません。
取りたくても取れない人もいるでしょうし、資格取得は個人が決めることだからです。
ウッキーの場合はたまたま持っていて、たまたま医師事務作業補助者みたいな仕事をしていたので、そのまんまこの仕事をしているだけです。
そしてたまたま「診療情報管理士持ってて助かった」と思っただけです。

でも現実は。
診療情報管理士も足りてないので。
あちこちで募集されてます。
どっちの仕事も、大変です。
何はともあれ、楽な仕事なんてありませんぜ。

医師事務作業補助者と医療事務


医師事務作業補助者のお仕事と。
いわゆる「医療事務」と呼ばれているお仕事と。
何がどう違うんでしょー。

医師事務作業補助者と、医療事務の違い。
医療機関によっては、一緒くたにされてたりするこの二つの業種。


一般的に「医療事務」というと、皆さんはどんなお仕事を思い浮かべますか?

やはり一番多いのは「レセプト業務」(いわゆる診療報酬請求業務)およびそれに関連したお仕事、ではないでしょうかね。
月末から翌月の10日くらいまでが、超忙しい仕事です。
ある程度の知識がないとできないので、素人さんに任せられることは滅多にないでしょう。
通信教育や学校で勉強してきたとしても、最初からいきなりレセを任せられることはほとんどないと思います。
しかもお上(厚生労働省)がしょっちゅう法改正してるもんだから、その度に勉強しなきゃならんです。
レセプト業務は、ある程度医師との接触が必要になることもあります。
医師が書く病名ひとつで、診療報酬を請求できるかどうかが決まるからです。
だから「病名つけてください」「なんでこんなにお金かかったのか、理由を書いてください」とゆー請求をしなければなりません。
保険審査は厳しいので、医師もちまちまと書類を書くんですけどね。

それと、病院やクリニックの「受付業務」。
患者さんの診察券や保険証を受け取って、診察が終わったらお金を貰って、診察券と保険証を返して「お大事に」と見送る。
カルテを取り出して外来に持って行ったり、新しい患者さんだったらカルテを作って診察室に回し、診察券を作って患者さんに渡す。
病院にかかってくるいろんな電話の応対をする。
病院が終わったら、次の日の診療のためのいろんな準備をする、とか。
小さなクリニックだったら、総務課的な仕事(文房具とか日用雑貨を買いに行ったり、銀行にお金振込みに行ったりとか)もするかもしれませんね。
あと、患者さんが持ってくる診断書などの書類の作成を受け付けたり。
健診や人間ドッグを実施している病院なら、それらの受付をしたり。
窓口業務はいわゆる病院の顔なので、どんな嫌な患者さんでも笑顔で応対しなければならず、言葉遣いにも気をつけないと病院の評判に大きく響くので、結構神経を使うところです。

診療所やクリニックだと、これらの業務にカルテの整備なども仕事に入ってくるかもしれません。
検査伝票を貼ったり、新しい用紙を付け足したり、表紙をきれいにしたり。古いカルテを倉庫にしまいに行ったり(倉庫があれば)。
大きな病院でいう病歴管理の仕事です。
実際ウッキーは診療所勤務の時、そういう仕事をやってました。

「医療事務」の仕事は、大まかにこんな感じだと思います。


では「医師事務作業補助者」の仕事は。

上記に挙げた仕事は、一切しません

というか、やっちゃいけないんです。
そう、お上が言ってます。
しゃーねーじゃん、やるなっつってんだからさ。

じゃ医師事務作業補助者の仕事ってなに?という方は、目次の「医師事務作業補助者の業務内容」をご覧ください。


…ただ。
現時点での医師事務作業補助者のお仕事には、あまりにもグレーゾーンが大きすぎます。
これはやってもいい?やっちゃだめ?というはっきりとした境界線が、なかなかつけにくいのです。
厚生労働省がきっちりとボーダーラインを引いてくれればいいのですが、まだそこまでやってくれません。
だから「窓口業務は一切やらなくてもいい」という病院もあれば、「電話とってね」という医療機関もあります。
カルテを作ったり患者さんを案内したり、どう考えても病棟クラークみたいな仕事をさせている医療機関もあります。
当ブログで取り上げているような内容の仕事を、どこの医療機関でもできるかといえば、そうではないのです。
当ブログが取り上げているのは、あくまでもウッキーが勤務している医療機関の場合であり、すべての医療機関に当てはめることは決してできません。
今の段階における医師事務作業補助者のお仕事は、各医療機関によって差があるというのが現実なのです。
この現実=現場を、厚生労働省にはじっくりと見ていただきたいものです。

医師事務作業補助者の業務内容〜各種診断書の仮作成


医師事務作業補助者っていったい何やってんの?
実際に病院で勤務し始めたら、どんな仕事をすることになるの?
資格を取ってはみたものの、実際にやってる仕事(あるいはやるであろう仕事)ってどんなの?

(まあいわゆる業務内容のことネ)

そんな疑問にズバッ!とお答えします。

…といっても。

ウッキーの勤務先の場合

…という条件がつきますが、それでもよろしければご覧ください。

この記事をお読みになるにあたって、踏まえておいていただきたいのは。

病床数300前後の中規模な病院で、しかもDPC導入中
医師事務作業補助者はメディカルアシスタント(通称MA)と呼ばれている
MAは全部で4人(週32時間労働)
入院できる診療科は全部で7つ
病棟事務(病棟クラーク)がいるので、病棟の事務仕事はしない
医師の秘書的な仕事はしない(秘書とは区別されています)
もちろん窓口対応もしない
紙カルテ(オーダリングは運用中)


…てなところです。


今回は「診断書の仮作成」。
まさにウッキーが今やっている仕事です。
今のところこの仕事は、当院ではウッキーが一手に引き受けています。
引き受けざるを得なかったというか…なんというか…

この業務は、医師のところに依頼されてくる山のような診断書・申請書・証明書・回答書・照会文書・意見書などなどを、いったん医師事務作業補助者が仮作成して、医師がそれを確認して、完成させるという業務です。

この「診断書・申請書・証明書・回答書・照会文書・意見書などなど」。
当方はたかだか300床前後の中途半端な大きさの病院ですが。

とんでもない量になります。

当方の場合は。
院内一ヒマと思われている産●人科でさえ、毎月30件前後は軽く超えます。
院内一多忙と思われている整形外科だと、毎月130件前後にはなります。
でも実質、診療科なんて関係ありません。
患者さんや地方自治体、国、警察、保険会社などが依頼してくる書類は、診療科を選ばないと言ってもいいでしょう。

これが600床とか800床などの巨大病院の場合は、依頼されてくる書類ごとに担当者を置かないと到底おっつかないと思います。
医師も、どれが誰の書類だかワケわかんなくなっちゃいそうですね。

診断書の仮作成については、カテゴリ「医師事務作業補助者の業務内容」内にて、細かく取り上げていますのでご覧ください。
(目次をご利用ください)

書類の作成にも何パターンかあるみたいで↓

システムを使って作成する場合

地道に手書きで作成する場合

「こっちじゃ無理ですセンセ書いて」と医師に直接依頼する場合

…などに分かれます。

システムを使って作成する場合は、ある意味楽ですね。
直接データを打ち込んで、仮作成して、後は医師が確認して発行してサインすれば完成。

地道で下書きをする場合は、ちょっと面倒くさくなりますが、医師にとっては確認作業だけなので楽ちんのはず。
医師事務作業補助者としては、下書きして確認して清書して医師のサインをもらいに行くので、いろいろ面倒くさいです。

なんたって一番手っ取り早いのは「医師への直接依頼」。
どうしても書けない書類なんかたくさんあります。
医師に直接頼めば、サインまで一気に書いてくれるので、後は医事課の処理だけです。
書いてくれない先生も時々いるけど!

でもやはり、できるだけ医師事務作業補助者側で何とかしてあげたいです。
勤務医の業務負担を減らす目的での配置ですから、やはり各種書類の作成を負担と思っている医師にしてみれば、この業務はかなりポイントが高い。
だからといって素人で出来る仕事じゃないし。
医師もいちいち素人に教える時間なんかないし。
雇う側としては、やはり経験者や有資格者が人材として欲しいところでしょうねぇ。
でも働きながら学ぶというのもアリ!
経験は大きな宝です。
やる気さえあれば、誰でもベテランになれます。

医師事務作業補助者に一番期待されている業務(とウッキーは勝手に思っている)、書類の仮作成。
頑張って仮作成しますから、先生たちもちゃんと期限内に確認してくださいよっ!

医師事務作業補助者の業務内容〜退院時要約(サマリー)の仮作成


医師事務作業補助者っていったい何やってんの?
実際に病院で勤務し始めたら、どんな仕事をすることになるの?
資格を取ってはみたものの、実際にやってる仕事(あるいはやるであろう仕事)ってどんなの?

(まあいわゆる業務内容のことネ)


そんな疑問にズバッ!とお答えします。

…といっても。

ウッキーの勤務先の場合

…という条件がつきますが、それでもよろしければご覧ください。

この記事をお読みになるにあたって、踏まえておいていただきたいのは。

病床数300前後の中規模な病院で、しかもDPC導入中
医師事務作業補助者はメディカルアシスタント(通称MA)と呼ばれている
MAは全部で4人(週32時間労働)
入院できる診療科は全部で7つ
病棟事務(病棟クラーク)がいるので、病棟の事務仕事はしない
医師の秘書的な仕事はしない(秘書とは区別されています)
もちろん窓口対応もしない
紙カルテ(オーダリングは運用中)


…てなところです。


今回は「退院時要約(サマリー)の仮作成」。

退院時要約(サマリー)の仮作成の方法については、カテゴリが設けてありますので、そちらをご覧ください。

退院時要約(いわゆるサマリー)の仮作成
http://ishijimusagyohojo.seesaa.net/article/119851009.html


退院時サマリーの仮作成あれこれ
http://ishijimusagyohojo.seesaa.net/article/128877333.html

当方では今のところ、小児科と眼科のサマリーの仮作成、および整形外科のサマリーの一部記入の仕事があります。

小児科の場合は、パソコンでサマリーの書式がすでに出来上がっています。
その書式に、あらかじめ決められているカルテから拾う情報をピコピコと打ち込みます。
途中まで打ち込んだら、一旦印刷して、残りの部分(入院経過と退院後について)を医師が記入します。
それを再び医師事務作業補助者が入力して、清書して、医師のサインをもらって、完成。
医師は書くところが少ないだけでなく、確実にカルテに綴じられる様になるので、言うことなしです(のハズ!)。

眼科の場合も、小児科で使用しているサマリーの書式を利用して、ある程度まで仕上がっている状態にしておきます。
この場合はもはやチェック式のサマリー。
病名や日にちを記入して、必要な項目をチェックして、特記事項を書いたらハイ完成。
そんな感じの書式ができています。

整形外科の場合は、小児科や眼科と書式が違い、整形外科が使うサマリーの書類があります。
それに患者基本情報、入院日、病名、手術名、手術日など、すでに分かっているところを記入します。
残りの部分は医師が直接書いてくれるので、あとは病棟事務さんが退院の処理をする時にカルテに綴じるだけ。
それでも整形外科は手書きなので、結構大変です。数も多いし。
いずれまた、サマリーに関しては仕事が来そうです。

他の診療科からは、サマリー仮作成の話はあったけれど、具体的には運用には至っていません。
正直なところ「サマリーくらいは自分で書いてよね」と言うのが心の声なのですが、サマリーほど面倒くさい書類はないと思うので、ま、医師事務作業補助者としてはお手伝いできる一つのお仕事なんでしょうね。

でもサマリーの仮作成を、最初っから最後まで、ぜーんぶ医師事務作業補助者に丸投げされた場合。
コレは大変です。
何もよりもまず、カルテを読んで理解できないと。
見たこともない患者さんのことを、カルテ一つから情報収集し(電子カルテの場合は他にも情報を集められるかも?)、まとめなければならないのですからね。
サマリーの仮作成の仕事だけは、医師も「素人には無理でしょこれは」と思っているようです。
だからいきなり任せられることはないかもしれませんが、あるかもしれませんね!

退院時要約(サマリー)の仮作成。
大変だけど、これも医師事務作業補助者の立派な業務になります。

医師事務作業補助者の業務内容〜入院・外来診療録=カルテへの記載


医師事務作業補助者っていったい何やってんの?
実際に病院で勤務し始めたら、どんな仕事をすることになるの?
資格を取ってはみたものの、実際にやってる仕事(あるいはやるであろう仕事)ってどんなの?

(まあいわゆる業務内容のことネ)

そんな疑問にズバッ!とお答えします。

…といっても。

ウッキーの勤務先の場合

…という条件がつきますが、それでもよろしければご覧ください。

この記事をお読みになるにあたって、踏まえておいていただきたいのは。

病床数300前後の中規模な病院で、しかもDPC導入中
医師事務作業補助者はメディカルアシスタント(通称MA)と呼ばれている
MAは全部で4人(週32時間労働)
入院できる診療科は全部で7つ
病棟事務(病棟クラーク)がいるので、病棟の事務仕事はしない
医師の秘書的な仕事はしない(秘書とは区別されています)
もちろん窓口対応もしない
紙カルテ(オーダリングは運用中)


…てなところです。



今回は「カルテへの記載」。

電子カルテを導入している医療機関の場合は、すでに前の記事でも取り上げたように、医師の外来診察にくっついて、医師が話したりオーダーすることをひたすらパソコンにピコピコ打ち込む…なんて仕事が、まさにカルテへの記載になるんでしょうね。
でもこの仕事は医学知識に加えて、タイピングの技術も求められますねぇ。
いやはや、大変です。

当院の場合は、外来および入院カルテへの記載については、そのほとんどが「病名の記載」。
病名の記載を忘れる医師は、どこの病院にもいます。
特にレセの時期になると「病名をください」とドドンとカルテを机に詰まれる医師も、多々おられます。
病名がないと、お金もらえないんですよね。

入院カルテの場合は、事前に医師が病名を教えてくれているので、それをちまちまと書けばいいのですが。
問題は外来カルテ。
当院の外来カルテは、病名を書いたらその隣に書いた医師のサイン(あるいはハンコ)が必要なんです。
だから医師事務作業補助者が書いたとしても、結局先生のハンコかサインをもらわなければなりません。
ウチの場合、外来患者の来院人数なんて実質たいしたことはありませんが、意外にも新患さんが多かったりするので、病名を書き忘れる医師も時々います。
たまたま医師事務作業補助者が発見し、レセの前だった場合は「センセー病名くーださーいなっ」と直接頼むことも出来ますが。
なにせ当院は4人しかいない上に、全診療科の外来カルテを毎日毎日ひっくり返すなんて大掛かりな作業ができるわけもなく。
現在この作業は、その時その時のタイミングで行なっています。

外来カルテの病名欄に、サインとかハンコって、絶対必要なのかな。
今まで勤務してきた医療機関の中でも、こんなのは初めて。
ココは病歴委員会にでも頼んで、書式変更してもらった方が早そうです。
そうすればバンバン病名が書けますね。

他にも、コレは頼まれていないのですが。
(いわゆるウッキーの大きなお世話)
ある診療科では、入院歴がある患者さんの場合、入院期間や手術日などをカルテに書き込むことになっています。
これが時々書かれていないことがあるので、発見すると、勝手に書いちゃいます。
どうせ誰かが書くんだしね。

医療機関によっては(特に紙カルテの場合)、カルテに記入する内容は千差万別だと思います。
カルテへの代行記載、これも医師事務作業補助者の業務の一つです。

医師事務作業補助者の業務内容〜オーダリングの代行入力


医師事務作業補助者っていったい何やってんの?
実際に病院で勤務し始めたら、どんな仕事をすることになるの?
資格を取ってはみたものの、実際にやってる仕事(あるいはやるであろう仕事)ってどんなの?


そんな疑問にズバッ!とお答えします。

…といっても。

ウッキーの勤務先の場合

…という条件がつきますが、それでもよろしければご覧ください。

この記事をお読みになるにあたって、踏まえておいていただきたいのは。

病床数300前後の中規模な病院で、しかもDPC導入中
医師事務作業補助者はメディカルアシスタント(通称MA)と呼ばれている
MAは全部で4人(週32時間労働)
入院できる診療科は全部で7つ
病棟事務(病棟クラーク)がいるので、病棟の事務仕事はしない
医師の秘書的な仕事はしない(秘書とは区別されています)
もちろん窓口対応もしない
紙カルテ(オーダリングは運用中)


…てなところです。


今回は「オーダリングの代行入力」。
これも、医療機関によっていろいろ差があると思いますが。
とりあえず「オーダリングって何?」という方のために、簡単にご説明しますと。

医者は患者さんを診察すると、検査をしたりレントゲンを取ったり薬を出したりします。
検査をするためには、検査室に「○○さんの血液検査と尿検査と心電図検査をやってね」と指示を出します。
レントゲンを取るためには、レントゲン室に「○○さんの胸のレントゲンをとってね」と指示を出します。
薬を出すためには、院内で薬を出す場合は院内の薬局に「○○さんはこれとこれとこれを2週間分だしてね」と指示を出します。
この「指示を出す」作業を、パソコンを使ってオンラインでやっちゃえ!というシステムのことを「オーダリングシステム」と言います。

パソコンがなかった時代、医師は検査やレントゲンや薬などのいろんなの指示を、ぜーんぶ紙(いわゆる伝票)に書いてやってました。
でもこれじゃ時間がかかってしょうがない。
伝票がどっかいっちゃったりしたら大変だし。
でもこのオーダリングシステムを導入すれば、各部署(検査室とかレントゲン室とか薬局とか)と繋がっているパソコンに入力する(つまりオーダーする)ことでいわば「指示」を出すことができます。
これを、オーダリングと言います。
指示=オーダリングを受けた部署は、それに基づいて検査したり薬を出したりします。
この方が断然時間の節約になるし、患者さんを待たせることも少なくなります。

基本、投薬や検査のオーダリングは医師がやりますが。
ある程度決まっているものや、定期的にやることが分かっている場合、またあまりにも数が多い場合などは、医師の指示のもとで医師事務作業補助者が代わりにオーダリングすることが出来ます。
(もちろん、その場その場のオーダリングもOKなはず)
これが「オーダリングの代行」です。

当院の場合、小児科の一部の病棟に重心病棟があり、長期入院の方が多くしかも病状にほとんど変化がないので、処方内容もほとんど変化がありません。
2週間ごとの定期処方は、やり方を覚えさえすれば、医師の最終確認があれば医師事務作業補助者でもできるということになったので。
この仕事はクルミンがやっています。

当院の場合の運用をクルミンに聞いてみました↓

まず医師に処方の指示をもらう
(処方をする決まった日にちがあり、薬の変更があると教えてくれるそうです)

事前に与えられているIDでシステムにログインし、処方オーダーを行なう
(処方オーダーの仕方は、事前に医師から直接教えてもらっています)

処方箋が印刷されるので、薬局に届ける

カルテ貼付用のシールも印刷されるので、各患者さんのカルテに入っている処方台紙にぺたぺたと貼り付ける

…てなところだそうです。
時々薬局から催促の電話があったりして「そういう電話は先生に直接かけてよね!」とブーブーいいながら先生を探し回るクルミンを見ます…
確かに医師事務作業補助者は医師の指示がないと、見事に身動きが取れませんからね。

他にも当院では、沖田さんが内視鏡検査のオーダリングを代行しています。
これはシステムがとても簡単なものらしく、しかも件数も少ないので、そんなに難しくないそうです。
オーダリングの紙が決まった場所においてあり、そこに用紙が入っていればオーダリングの代行をします。
でも入院・外来問わず、しかもいくつかの診療科をまたいでいるらしいので、多い時は多いみたいです。

オーダリングの代行入力は、検査室や薬局、放射線科などの部署との円滑な連携が求められます。
実際当院でも、整形外科の処方オーダリングの代行の仕事があったのですが、薬局との折り合いがつかず、とうとう流れてしまいました。
医師の最終確認はすでに入っているのに、臨時の処方箋には何が何でも医師のハンコが絶対に必要だ!とか言われちゃって…
医師にハンコをもらいに行く作業はあまりにも時間がかかるので、そんなことしてられないということになり…薬局側もなかなか歩み寄ってくれず…
(医師と薬剤師で戦争勃発直前までいきました)
ま、そんなこともあります。はい。

オーダリング代行って、いかにも医師事務作業補助者の仕事って感じがして、やっている人を見てるとなんかカッコいいです。

医師事務作業補助者の業務内容〜学会用のデータ収集・資料の作成


医師事務作業補助者っていったい何やってんの?
実際に病院で勤務し始めたら、どんな仕事をすることになるの?
資格を取ってはみたものの、実際にやってる仕事(あるいはやるであろう仕事)ってどんなの?


そんな疑問にズバッ!とお答えします。

…といっても。

ウッキーの勤務先の場合

…という条件がつきますが、それでもよろしければご覧ください。

この記事をお読みになるにあたって、踏まえておいていただきたいのは。

病床数300前後の中規模な病院で、しかもDPC導入中
医師事務作業補助者はメディカルアシスタント(通称MA)と呼ばれている
MAは全部で4人(週32時間労働)
入院できる診療科は全部で7つ
病棟事務(病棟クラーク)がいるので、病棟の事務仕事はしない
医師の秘書的な仕事はしない(秘書とは区別されています)
もちろん窓口対応もしない
紙カルテ(オーダリングは運用中)


…てなところです。


今回は「学会用のデータ収集・資料の作成」。

これは頼んでくる医師によって、仕事の内容が多種多様です。
でも大体共通しているのは、「以前のカルテを引っ張ってきてひたすら情報収集する」ってところですね。
現行の情報を収集する仕事もあるにはありますが、これは電子カルテでない限り、情報収集に非常に手間と時間がかかります。
電子カルテだったら、いつでもどこでも電子カルテが見れるパソコンがあればそこから情報を収集できますが。
紙カルテの場合は、まずカルテを探すところから始まります。
カルテがない時は、院内をあちこち探し回ります。
アリバイ管理がしっかりしている病院ならともかく、そうではない病院の場合は悲惨です。

収集対象のカルテが集まったら、カルテを開いて読み、求められている情報を集めていきます。
ここでも、カルテを読めるかどうかがポイントです。
カルテに書かれている情報を収集するのですから、読めなければ意味がありません。
慣れると、この仕事も手際よく出来るようになります。

集め方は医師の指示それぞれ。
ほとんどがパソコンへの入力になります。
エクセルやワードなどのソフトを使って、ちまちまと入力していきます。
医師によっては、入力用のファイルを事前に作ってくれていて、「これに入力してね」とUSBを渡されることもありますが、「これとこれとコレに関する情報が欲しいから、それを集めて後でちょうだい」というMA丸投げの場合も無きにしも非ず。

やはりここで抑えたいポイントは、「何のために情報を収集しているのか」。
産婦人科だったら「ハイリスク妊娠を対象とした分娩に関するデータ」とか。
整形外科だったら「大腿骨頚部骨折の手術とその後に関する追跡データ」とか。
外科だったら「当院における悪性腫瘍に対する化学治療の種類と成果および追跡」とか。
依頼して来た医師が、いったいどんな目的でこの情報を収集しているかをつかんでおくと、仕事はしやすくなります。
分からない時は、ダイレクトに聞いちゃったほうがいいですね。
「センセーはこれで何が知りたいんスか?」とか。

当院の場合、雪子さんと沖田さんが整形外科からの情報収集をすでに3つこなし。
それでも足りないので、ウッキーがもう一つ情報収集を行なっています。
ウッキーが何の情報収集をやっているかはこちらの記事で→http://ishijimusagyohojo.seesaa.net/article/138122479.html

学会用のデータ収集・資料の作成。
これも医師事務作業補助者の立派なお仕事です。

医師事務作業補助者の業務内容〜システムへの各種データ入力


医師事務作業補助者っていったい何やってんの?
実際に病院で勤務し始めたら、どんな仕事をすることになるの?
資格を取ってはみたものの、実際にやってる仕事(あるいはやるであろう仕事)ってどんなの?


そんな疑問にズバッ!とお答えします。

…といっても。

ウッキーの勤務先の場合

…という条件がつきますが、それでもよろしければご覧ください。

この記事をお読みになるにあたって、踏まえておいていただきたいのは。

病床数300前後の中規模な病院で、しかもDPC導入中
医師事務作業補助者はメディカルアシスタント(通称MA)と呼ばれている
MAは全部で4人(週32時間労働)
入院できる診療科は全部で7つ
病棟事務(病棟クラーク)がいるので、病棟の事務仕事はしない
医師の秘書的な仕事はしない(秘書とは区別されています)
もちろん窓口対応もしない
紙カルテ(オーダリングは運用中)


…てなところです。


今回は「データ入力」。
この場合、カルテや伝票を読んで、情報を入力するとゆー仕事です。

入力するのは、あらかじめ指示されたシステム。
エクセルやワードに入力するのとはまた違います。
依頼して来た医師の診療科により、入力内容は千差万別です。

例えば当院の場合、外来で行なった超音波検査(いわゆるエコーのことね)の結果を入力するという仕事があります。
入院中に行なった超音波検査の結果は医師が自分で入力しているらしいのですが、外来に関しては数が多いのでそこまで手が回らない。
しかも他の先生がエコーをやった時の結果も見たい。
そんな希望があり、今回のこの仕事がMAに依頼されました。

この仕事は何よりもまず、医学用語が読めることが前提です。
医師は細かいことを教えてくれるほどヒマではありません。
医学略語辞典や医学辞書を隣において、調べながら入力するのもよし。
当院のMAでは沖田さんがこの仕事をしていますが、「My虎の巻」をしっかり作って、それを見ながら入力しておられます。

一番大変なのは、汚い医者の字をいかに解読するか。
検査結果を入力しろと言われても、医者の字を解読できなきゃ意味がない。
これもまた「慣れ」が必要です。
ある程度予測して辞書などで確認すると解読できることもありますが、慣れてない時は予測すらできないことも。
精度の高い仕事をするためにも、医師の皆さんには「読める字」を書いていただきたいものです。

クルミンがやっているデータ入力は、産婦人科での助産記録。
最近はほとんど医師が自分で入力しているそうですが、これも入院カルテを開いて、患者さんのいろんなデータ(分娩週数、分娩方法、出生体重などなど)をシステムに入力しています。

電子カルテを導入している医療機関の場合の、医師事務作業補助者は。
医師の外来診察にくっついて、診察結果を入力するという仕事もあるそうです。
でもこの仕事ってすごく大変だと思う。
医師が言う医学用語やら何やらを全部頭の中に入れておかないと、正確な情報を入力できないから。
もちろん診療科によって専門用語が変わるから、ポイントさえ抑えておけばうまく仕事ができるかもしれないけれど。
このあたりは、医師との円滑なコミュニケーションが求められますね。
患者さんもきっと不思議に見えるでしょう。
医師が診察をしている隣(とか近く)で、事務員さんがひたすらピコピコと入力している。
ホント、秘書ですわ。

システムへの各種データ入力。
これも医師事務作業補助者の仕事です。

医師事務作業補助者の業務内容〜入院時の書類の作成


なんか今までの記事を読み返してみたら…

医師事務作業補助者っていったい何やってんの?
実際に病院で勤務し始めたら、どんな仕事をすることになるの?
資格を取ってはみたものの、実際にやってる仕事(あるいはやるであろう仕事)ってどんなの?


…という疑問に、あんまりちゃんとお答えしていないような…気が…

Il|li_| ̄|●il|li ガーン

というわけで!

今頃ですがっ。
そんな疑問にズバッ!とお答えします。


…といっても。

ウッキーの勤務先の場合

…という条件がつきますが、それでもよろしければご覧ください。
つまり。

病床数300前後の中規模な病院で、しかもDPC導入中
医師事務作業補助者はメディカルアシスタント(通称MA)と呼ばれている
MAは全部で4人(週32時間労働)
入院できる診療科は全部で7つ
病棟事務(病棟クラーク)がいるので、病棟の事務仕事はしない
医師の秘書的な仕事はしない(秘書とは区別されています)
もちろん窓口対応もしない
紙カルテ(オーダリングは運用中)


…というところで働いているということです。


今回は「入院時の書類の作成」。

患者さんの入院が決まると、医師・看護師・事務サイドで入院の準備を始めます。
もし手術が必要なら、手術の準備もします。

同時に行なわれるのが、患者さんが入院する時に必要な書類を準備すること。
この書類がなんやらかんやらで、ものすごくたくさんあります。
でも結局どれも必要なので、入院が発生する度にいつもいつも作っているのです。
それぞれの書類には、医師じゃなくても書ける部分というのがあります。

例えば「入院診療計画書」。
(各医療機関によって書式が変わります)
これは患者さんの基本情報、入院日、主訴(患者さんの訴え)、入院時の病状、治療方針、入院見込み期間、手術・検査の内容と予定日…などなどを記入して、患者さんに手渡す書類です(カルテ用に控えもとります)。
この書類、全部医師が書いていると時間がかかってしょうがない。
しかも、入院したら何をするかが大体パターン化されている場合(例えば眼科の白内障手術や外科の内視鏡的ポリープ切除術、泌尿器科のESWL(体外衝撃波結石破砕術)、検査のための1泊2日入院、化学治療のための入院など)は、書く内容がほとんど決まってきます。
それで医師の指示を受けた上で、医師じゃなくても書ける部分を医師事務作業補助者が書きます。
(「あらかじめ書いといてね〜」という指示もあったりしますね)

他にも「服薬指導書」「栄養指導書」「リハビリ指示・計画書」「食事指示書」「退院時サマリー」「手術伝票」「検査・投薬・注射指示書」「DPC入力票」などなど、入院時に作らなければならない書類はたくさんあります。
もちろん書類の種類は、各医療機関・各診療科によって大幅に差が出てきますが。
これらの書類の中には、医師の指示があれば医師じゃなくても書ける部分というのが幾つもあります。
そういうところを、医師事務作業補助者が代わりに書きます。
医師は自分が書く部分がかなり減るので、入院時の書類作成に費やす時間を大幅に短縮できます。

入院時に必要な書類は山ほどあるので、入院患者さんの数が多ければ多いほど仕事の量は増えます。
医療機関によっては、上記の仕事は「病棟クラーク」と呼ばれている人がやっていたりするでしょう。
当院では、病棟クラークはあくまでも病棟事務の仕事をしており、医師事務作業補助者とは区別されているので、仕事が重なることはありません。
医師事務作業補助者はあくまでも「医師の指示のもと」で動くので、看護師や医事課に関連した仕事はしないことになっています。
(でもそんなの関係ねー!という医療機関も中にはあり)

入院時の書類の作成。
医師事務作業補助者のお仕事の一つです。